【文型】〈基本5文型〉とは?
〈基本5文型〉とは?
「基本5文型」というのを習いましたが、どの英文が第何文型にあたるかとか、それを判別するためにどのような点に着目すればよいかとかいうことがわかりません。ごく簡単に教えてください。
進研ゼミからの回答!
こんにちは。
今回の質問についてお答えしていきましょう。
【質問の確認】
「基本5文型」というのを習いましたが、どの英文が第何文型に当たるかとか、それを判別するためにどのような点に着目すればよいかわかりません。
というご質問ですね。
【解説】
文型は、英文法の学習において、とても大切なものです。
まずは、この「基本5文型」でも最も基本的な、最初の3つの文型から始めましょう。
最初に第1文型<S+V>です。これは「Sは〔が〕Vする」という意味の、最も単純な文型です。
この英文のMとは〈修飾語(句)〉で、S、V、O、Cの文の主要素になれない部分です。
つまり、Mがなくても文が成立するということです。
次に、第2文型<S+V+C>です。
これは第1文型と異なり、動詞の後ろに補語がきて、初めて成立する文のことです。
この第2文型のポイントは、
補語が主語を説明していて、S=Cの関係が成立することです。
上の例文でも、My mother=happy の関係が成立していますね。
次に3つ目の、第3文型<S+V+O>です。
これは「主語+動詞+目的語」で成立する文です。日本語の「…を」に当たる部分が目的語になります。また、この文型は第2文型<S+V+C>と異なり、S=Oの関係は成立しません。
この点で第2文型との区別がつくということになります。
残りの2つの文型についても見ていきましょう。
第4文型<S+V+O+O>
第4文型は目的語を2つとり、日本語の「・・・に」に当たる部分を間接目的語、「・・・を」に当たる部分を直接目的語と言います。
第5文型<S+V+O+C>
第5文型は「主語+動詞+目的語+補語」で成立する文です。
この2つの文型の区別の仕方のポイントは、
第5文型ではO=C の関係が成立しますが(me=happy)、
第4文型ではO=O の関係は成立しません(me≠a car)。
以上、「基本5文型」と、その判別法の要点について説明しました。
参考にしてくださいね。
【アドバイス】
どんなに長い1文でも、必ず「基本5文型」のどれかに当てはまります。文構造がつかめると、英文の意味もつかみやすくなりますね。
「基本5文型」はそれぞれの例文を覚えてしまうと、どの文型に該当するのかわかりやすくなり、文構造もつかみやすくなりますよ。これからもコツコツ頑張って!
英語のQ&Aランキング
- 【動名詞】①<make + O + C >構文の訳し方②間接疑問文における疑問詞の訳し方
- 【関係詞】1文の中に動詞が2つある場合について。
- 【仮定法】Had it not been for …が表す意味
- 【文の種類】Is, Doesで始まる疑問文の違い
- 【不定詞】It seems that + S'+V'…→ S + seems + to 不定詞の書き換えについて
全体のQ&Aランキング
- 【動名詞】①<make + O + C >構文の訳し方②間接疑問文における疑問詞の訳し方
- 【数列】Σの和の求め方
- 【関数と極限】∞+∞=∞とは
- 【三角関数】0<θ<π/4 の角に対する三角関数での表し方
- 【指数・対数関数】1/√aを(1/a)^r の形になおす方法
「文型」Q&A一覧
- 【文型】S is so 形容詞 that S’V’の訳し方
- 【文型】that節の中にある動詞が原形になる理由
- 【文型】〈基本5文型〉とは?
- 【文型】〈S+V+C〉のC(補語)とは?
- 【文型】主語,目的語,補語の見分け方
- 【文型】命令文の文型,文の要素の考え方。
- 【文型】未来形と未来進行形の違い
- 【文型】現在進行形にできない動詞
- 【文型】第1文型と第3文型の違い
- 【文型】第2文型と第3文型の違い
- 【文型】第4文型と第5文型の違い
- 【文型】間違いやすい自動詞と他動詞
他の教科のQ&Aを見る
【その他にも苦手なところはありませんか?】
わからないところをウヤムヤにせず、その場で徹底的につぶすことが苦手を作らないコツ。
「進研ゼミ」には、苦手をつくらない工夫があります。