【指数・対数関数】1/√aを(1/a)^r の形になおす方法
1/√aを(1/a)^r の形になおす方法
解答では,底を1/2にそろえていましたが,1/√2 を1/2にどのようにしてそろえるのかわかりません。お願いします。
進研ゼミからの回答!
こんにちは。
いただいた質問にお答えしましょう。
【質問の確認】
【問題】
不等式 を解け。
の解答で,両辺を底 にそろえて,
と変形しているが,右辺の がなぜ となるのかわからない。
というご質問ですね。
【解説】
まず, と表すことができるのは大丈夫でしょうか?
そこで, を累乗の形にすればよいですね。
ここで,次の定義を使います。
a > 0 で,m,n が正の整数,r が正の有理数のとき,
☆と定義することで,指数法則において指数を有理数の範囲にまで拡張することができます。
これより,累乗根の計算は指数に直して指数法則を利用するとよいでしょう。
ここでは, をかたまりとみなして,☆を (左辺と右辺を入れかえる)として使います。
そこで, とおくと,
つまり,
となります。
そこで,
と表すことができるのです。
これで,問題の不等式は底を にそろえることができます。
【アドバイス】
定義を利用して累乗根を指数に直す方法はしっかりと覚えておきましょう。 また,下の指数法則も合わせて復習しておいてくださいね。
それでは,これで回答を終わります。
これからも,『進研ゼミ高校講座』にしっかりと取り組んでいってくださいね。
数学のQ&Aランキング
- 【数列】Σの和の求め方
- 【関数と極限】∞+∞=∞とは
- 【三角関数】0<θ<π/4 の角に対する三角関数での表し方
- 【指数・対数関数】1/√aを(1/a)^r の形になおす方法
- 【図形と計量】180°-θの三角比
全体のQ&Aランキング
- 【動名詞】①<make + O + C >構文の訳し方②間接疑問文における疑問詞の訳し方
- 【数列】Σの和の求め方
- 【関数と極限】∞+∞=∞とは
- 【三角関数】0<θ<π/4 の角に対する三角関数での表し方
- 【指数・対数関数】1/√aを(1/a)^r の形になおす方法
「指数・対数関数」Q&A一覧
- 【指数・対数関数】1/√aを(1/a)^r の形になおす方法
- 【指数・対数関数】−3/2乗(マイナス2分の3乗)の計算の仕方
- 【指数・対数関数】対数の性質が成り立つ理由
- 【指数・対数関数】底をそろえて計算するときの底の決め方
- 【指数・対数関数】指数と対数の関係
- 【指数・対数関数】累乗根の値
- 【指数・対数関数】0乗,−1乗の意味
- 【指数・対数関数】2分の1乗の意味
他の教科のQ&Aを見る
【その他にも苦手なところはありませんか?】
わからないところをウヤムヤにせず、その場で徹底的につぶすことが苦手を作らないコツ。
「進研ゼミ」には、苦手をつくらない工夫があります。