【微分法】極大と極小の意味
極大と極小の意味
極大,極小が何なのかよくわからず,最大と最小との違いもよくわかりません。
よろしくお願いします。
進研ゼミからの回答!
こんにちは。
いただいた質問について,早速回答しますね。
【質問の確認】
極大,極小が何なのかよくわからず,最大と最小との違いもよくわかりません。
というご質問ですね。
【解説】
≪関数の極大,極小について≫
まず,「極値の定義」について確認しておきましょう。
<極値の定義>
関数f (x)において,
1.f ´ (x) の符号が,x=aの前後で,正から負に変わるとき,
f (x) は x=aで極大になるといい, f(a) を極大値という。
2.f ´ (x) の符号が,x=aの前後で,負から正に変わるとき,
f (x) はx=aで極小になるといい, f(a) を極小値という。
極大値と極小値をまとめて極値という。
これをグラフで考えると,下図のようになります。
これより,f ´ (x) の符号が正から負,または負から正というように変化するとき,極値をもつことがわかりますね。
≪ 「極大・極小」 と 「最大・最小」の違い ≫
次に,「極大値・極小値」と「最大値・最小値」についてですが,
極大値(極小値):その値を含む前後の狭い範囲において一番大きな(小さな)値
最大値(最小値):与えられた定義域の中で一番大きな(小さな)値
を表します。
これより,「極小かつ最小」となることや「極大かつ最大」になることもありますが,極大でも最大とはならないことや,極小でも最小とはならないこともあるのです。また,極大値や極小値は,複数存在することもあります。ここも,最大や最小と異なるポイントです。これらのことを,下図のようなグラフで確認しておきましょう。
【アドバイス】
まず,「極値」について,定義をしっかり理解しておきましょう。
そして,「極大値・極小値」と「最大値・最小値」の違いも確認しておいてください。
このとき,グラフを用いるとわかりやすくなります。
これからも,『進研ゼミ高校講座』を使って,得点を伸ばしていってくださいね。
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