【データの分析】相関係数の求め方
相関係数の求め方
標準偏差は分散の正の平方根であって,分散とは,各要素と平均の差の2乗の値を全部足したものを要素の個数で割る値のことですよね?
なぜ各要素と平均の差の2乗の値を全部足したもの(=48,28)を要素の個数(=10)で割ってないんですか?
r=3.1/√4.8×√2.8になると思うのですが…
解説よろしくお願いします!
進研ゼミからの回答!
こんにちは。
いただいた質問について,早速回答させていただきます。
【質問の確認】
【問題】
下の表は,10人の生徒が数学と理科の10点満点の小テストを受けたときの得点である。
数学と理科の得点の相関係数rを,小数第3位を四捨五入して求めよ。
【解答解説】から抜粋部分
x,yのデータの平均値は,
よって,次の表を得る。
上の表から,求める相関係数rは,
標準偏差は分散の正の平方根であって,分散とは,各要素と平均の差の2乗の値を全部足したものを要素の個数で割る値のことですよね?
相関係数rを求めるときに,上の解答では,なぜ各要素と平均の差の2乗の値を全部足したもの(=48,28)を要素の個数(=10)で割ってないんですか?
というご質問ですね。
【解説】
≪相関係数とは≫
相関係数の定義を確認しておきましょう。
≪質問への回答について≫
【質問1】
標準偏差は分散の正の平方根であって,分散とは,各要素と平均の差の2乗の値を全部足したものを要素の個数で割る値のことですよね?
【回答1】
その通りです。 よく理解できていますね。
【質問2】
なぜ各要素と平均の差の2乗の値を全部足したもの(=48,28)を要素の個数(=10)で割ってないんですか?
【回答2】
これに答える前に,一つ,共分散について,確認してみましょう。
つまり,
で,分母・分子が約分されることから,相関係数は,要素の個数を考えない値で計算することができる
というわけです。
【アドバイス】
データの分析では,いろいろな言葉が出てきますね。
慣れるまでは,言葉の定義を一つひとつ確認しながら,計算を進めていくとよいでしょう。
標準偏差はよく理解できていました。
今後も,わからないところは早めに解決しながら,数学に取り組んでいってくださいね。
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