【助動詞】可能性を表すcanとmayの違いについて
可能性を表すcanとmayの違いについて
解説の部分にcanもmayも可能性を表すと書いてありますが、違いはなんですか?
進研ゼミからの回答!
こんにちは。いただいた質問にさっそくお答えします。
【質問の確認】
「教材にcanもmayも可能性を表すと書いてありますが、違いはなんですか?」という質問ですね。
【解説】
助動詞としてのもともとの意味が関係してきます。
can は「できる(能力)」が本義です。そこから「できる,しうる(可能性)」「できる,してよい(許可)」の意味が派生しました。may は本来「できる」の意であったのが can がこの意味を受け持つようになり、主に<許可><可能性>の意を表すようになりました。
can も may も<可能性>を表しますがニュアンスは少し異なります。
例)She may pass the examination.
「彼女は試験に合格するかもしれないし、合格しないかもしれない」と単なる推量を表します。
例)She can pass the examination.
「彼女は(成績も良いので)試験に合格できるだろう」と理由を基にした理論上の可能性を表します。
例)Do you have some coins?「コインありますか」
I may[×can] have some.「たぶんあります」
理論上の可能性は問題にしていないのでここでは can は使いません。
so that の構文の中ではcan, may はどちらも用いますが、can の方が口語的でmay のほうが形式張った言い方で、書き言葉に好んで用いられます。
例)I get up early every day so that I can[may] catch the first train.
「私は始発の電車に乗れるように毎日早く起きる」
【アドバイス】
can と may の違いはわかりましたか。一つの助動詞にいろいろな意味があり、それぞれの助動詞に似た意味があるので紛らわしく間違いやすいですね。教材に出ている簡単な例文ごと覚えておくと応用もしやすいですよ。また、助動詞を用いた疑問文に対する答え方は日常会話などで使うことも多いので使いこなせるようにしておきましょう。
これからも「ゼミ」の教材を活用して勉強を進めていってくださいね。
英語のQ&Aランキング
- 【動名詞】①<make + O + C >構文の訳し方②間接疑問文における疑問詞の訳し方
- 【関係詞】1文の中に動詞が2つある場合について。
- 【仮定法】Had it not been for …が表す意味
- 【文の種類】Is, Doesで始まる疑問文の違い
- 【不定詞】It seems that + S'+V'…→ S + seems + to 不定詞の書き換えについて
全体のQ&Aランキング
- 【動名詞】①<make + O + C >構文の訳し方②間接疑問文における疑問詞の訳し方
- 【数列】Σの和の求め方
- 【関数と極限】∞+∞=∞とは
- 【三角関数】0<θ<π/4 の角に対する三角関数での表し方
- 【指数・対数関数】1/√aを(1/a)^r の形になおす方法
「助動詞」Q&A一覧
- 【助動詞】cannotとcan’t
- 【助動詞】主語が3人称単数現在なのに助動詞の後の動詞に-s(es)はつかないの?
- 【助動詞】可能性を表すcanとmayの違いについて
- 【助動詞】<cannot have+過去分詞>と<couldn’t have+過去分詞>の違いについて
- 【助動詞】<may と might の使い分け>と<助動詞+have + 過去分詞>の使い方。
- 【助動詞】<依頼>を表す Will you …?とCan you …?について
他の教科のQ&Aを見る
【その他にも苦手なところはありませんか?】
わからないところをウヤムヤにせず、その場で徹底的につぶすことが苦手を作らないコツ。
「進研ゼミ」には、苦手をつくらない工夫があります。