【特殊な構文】強調のdoについて。
強調のdoについて。
I do want to see that movie.という文になんでdoが入っているのかよくわかりません。
それから,do[does/did]と書いてあるのがなんのことかさっぱりわかりません。教えてください。
進研ゼミからの回答!
こんにちは。
いただいた質問について,早速お答えしましょう。
【質問の確認】
【問題】
「do[does/did]+動詞の原形」の形で,動詞の意味を強調する。
I do want to see that movie. (私はぜひ,あの映画が観たい)
今回いただいたのは,「I do want to see that movie.という文のdoや,説明部分のdo[does/did]が何を意味するのか」という質問ですね。
【解説】
ご質問のdo[does/did]は,動詞の意味を強調します。
次の英文の動詞の意味を強調するにはどうすればよいでしょうか?
I want to see that movie. (私はあの映画が観たい)
上記の英文を,「私はあの映画がぜひ観たい」というように動詞の意味を強調するときには,動詞の前にdoを置きます。さらに,doの後には動詞の原形が来ます。
次のようになりますね。
I do want to see that movie. (私はぜひあの映画が観たい。)
強調の意味を表すには,日本語訳では,このように「ぜひ」「本当に」「確かに」のように意味を強調する表現をつけます。
do[does/did]のうちのどれを用いればよいかは,疑問文にした時に用いるのと同じものを用いると考えるとよいでしょう。
例文で確かめてみましょう。
She knows the fact. (彼女は事実を知っている)
この英文の動詞を強調するには,疑問文Does she know the fact?から考えて,doesを用います。<does+動詞の原形>にすればよいですね。
She does know the fact. (彼女は本当に事実を知っている。)
He enjoyed the movie. (彼はその映画を楽しんだ。)
この英文は,過去形ですから疑問文にすると,Did he enjoy the movie?のように,didを用いますので,同じように動詞を強調するときもdidを用います。
<did+動詞の原形>にします。
He did enjoy the movie. (彼は本当にその映画を楽しんだ。)
【アドバイス】
do[does/did]には,動詞の意味を強調する用法があること,後には動詞の原形が続くことを覚えておきましょう。
さらにdo[does/did]のうちのどれを用いればよいかは,疑問文でどれを用いるのかから判断することもポイントです。
それではこれで回答を終わります。これからも『進研ゼミ高校講座』に取り組んでいってくださいね。
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