【動詞】活用が覚えられません
活用が覚えられません
動詞の活用を覚えるだけで挫折しそうです。本当に覚えないといけないのですか?
進研ゼミからの回答!
こんにちは。
早速、いただいた質問についてお答えしていきましょう。
【質問の確認】
動詞の活用を覚えるだけで挫折しそうです。
本当に覚えないといけないのですか?
【解説】
動詞の活用は、古文の理解の最大のポイントになる助動詞を理解するうえでの基礎となります。今は覚えることが多くて、大変に感じるかもしれませんが、頑張って覚えてください。動詞の活用を覚える重要性を具体的な例で見てみましょう。
1、2ともに動詞「知ら」+「ぬ」
動詞「知り」+「ぬ」
の形であることがわかりますが、この「ぬ」は助動詞です。
助動詞「ぬ」には、
完了の助動詞「ぬ」の終止形→連用形に接続する
打消の助動詞「ず」の連体形→未然形に接続する
の二種類があります。
つまり、現代語訳は、直前の「知ら」「知り」が連用形なら「知った(完了)」、未然形なら「知らない(打消)」となるのです。
では、ポイントとなる「知る」の活用を見てみましょう。
以上から、
「知ら+ぬ」は、未然形+打消の助動詞
「知り+ぬ」は、連用形+完了の助動詞
だから、「知らぬ」の訳が「知らない」、「知りぬ」の訳が「知った」にそれぞれなるのです。
【アドバイス】
このように、助動詞の識別が必要となる場合に、動詞の活用が重要な手がかりになります。覚えることは多いですが、古文を読み解いていくために、必ず役立つ知識なので早めに覚えましょう。
これからも、『進研ゼミ高校講座』を使って、国語の力を伸ばしていってくださいね。
【その他にも苦手なところはありませんか?】
わからないところをウヤムヤにせず、その場で徹底的につぶすことが苦手を作らないコツ。
「進研ゼミ」には、苦手をつくらない工夫があります。