【同格のthat】様々なthatの用法
様々なthatの用法
関係代名詞とか不定詞とか今回のページの問題とかthatが
途中に入る文とかの色々な文法がある中で,どれがどの文になるのかがわからないので教えてください
進研ゼミからの回答!
ゼミの教材をしっかり活用してくれていますね。
では,早速質問にお答えします。
【質問の確認】
【問題】
次の文がほぼ同じ意味になるように,英文を完成させなさい。
(1) It seems that they like each other.
They ( )( )( ) each other.
(2) It appeared that there were a few people there.
There appeared ( ) ( ) a few people there.
(3) The garden seemed to be very warm.
It seemed ( ) the garden ( ) very warm.
(4) It seemed that they had left their office earlier.
They ( ) to ( ) ( ) their office earlier.
(5) He seems to be a very popular actor in his country.
It seems that ( ) ( ) a very popular actor in his country.
について,ここでのthatの用法がよくわからないというご質問ですね。
【解説】
あなたが疑問に思っているようにthatには様々な用法がありますね。thatの用法を少し確認しておきましょう。
・[接続詞のthat]
I think that he is rich. (彼は金持ちだと私は思う)
→that以下は「彼は金持ちだということ」の意味で動詞thinkの目的語になっていて
thatの前に名詞はありません。
・[関係代名詞のthat]
This is the letter that he received yesterday.
(これは彼が昨日受け取った手紙だ)
→thatの前には先行詞と呼ばれる名詞があり、that以下がその先行詞を修飾しています。
・[形式主語Itの内容を表す真主語のthat]
It is surprising that he won the game.
(彼がその試合に勝ったのは驚くべきことだ)
→Itはthat以下の内容を受ける形式主語でthat以下は「…ということ」の意味を表す
接続詞になっています。文頭にItがあったら文中にthatやto不定詞があるかを確認することがポイントです。
・[同格のthat]
The news that he won the game made us happy.
(彼が試合に勝ったという知らせに私たちはうれしくなった)
→thatの前に名詞があり、その名詞(the news)とthat he won the gameの内容は<同格>になります。名詞を修飾しているのではなく、「…という知らせ」と訳し<同格>を表します。
ここまで大まかにthatの用法を見てきましたが、他にも用法がありますので一度辞書で
確認しておくといいですね。
さて、質問の問題を見てみましょう。
これは書き換えの構文としてそのまま覚えてしまうのがいいですよ!
「Sは…のように見える, 思われる, …らしい」
※(1)(3)(4)(5)はこの書き換えです。
(1) It seems that they like each other.
→ They ( seem ) ( to ) ( like ) each other.
** このseemと同じ構文をとる動詞にappear, happenがあります。
(2)はappearを用いた書き換えです。
(2) It appeared that there were a few people there.
→ There appeared ( to ) ( be ) a few people.
例)It happens that they live close to each other.
→ They happen to live close to each other.(彼らはたまたま近くに住んでいる)
これらのパターンをしっかり覚えておくことがカギとなりますよ。
【アドバイス】
thatの同じ用法を問われる問題は入試にも出てきます。接続詞のthat, 関係代名詞のthat,
<同格>を表すthat, 「あの, あれは」指示語のthatなどです。
お手持ちの辞書でthatの用法を確認しながら例文を読み,訳し方を参考にしておきましょう。
それでは今回の回答を終わります。
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