出題構成は現代文2題、古文1題、漢文1題の大問4題で定着している。小問数は昨年同様で、現代文(評論)、現代文(小説)、古文は各6問、漢文は7問。解答数は、第1問の現代文(評論)が11、第2問の現代文(小説)が9、第3問の古文が8、第4問の漢文が2014年度より1増えて9の計37 だった。
配点は各大問とも50点で、それぞれの比重に変化はない。解答形式はすべてマーク式。試験時間は例年通り80分である。
平均点は119.22点で2014年度より約21点高くなり、易化したといえる。
大問番 | 出題内容 | 配点 |
---|---|---|
1 | 佐々木敦『未知との遭遇』(評論)約4200字 | 50 |
2 | 小池昌代「石を愛でる人」(小説)約4700字 | 50 |
3 | 『夢の通ひ路物語』(物語)約1200字 | 50 |
4 | 程敏政『篁墩文集』(随筆)207字 | 50 |
Total | 200 |
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センター試験「差がつく問題」攻略ポイント解説
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国語(現代文)
国語(古文・漢文)
〔第1問〕は現代文の評論。受験生になじみが少ない文章が2年続いたが、2015年度はネット社会における知のあり方について論じた現代評論からの出題だった。
問題文の分量は昨年より500字程度増加した。平易な語り口で読みやすいが、知・リテラシー・歴史・啓蒙など話題が多岐にわたり、ネット社会は歴史を「塊」でとらえることを可能にした、など筆者の目新しい視点による論展開をしっかりと押さえる必要があった。
設問は本文全体の把握を求める傾向の問題が出題され、傍線部を意味段落の中だけでとらえるのではなく、まず全体を概観して筆者の主張を読み取り、そのうえで部分をとらえるということを意識した学習ができていたかどうかが問われた。
問1は漢字問題で、受験生にはなじみが薄い言葉の訓読みが含まれていた。問2から問4は傍線部の内容把握問題。問5は傍線部を設定せず、全体を踏まえた要約的な理解を問う問題。問6は表現に関する設問で、8つの選択肢から適当でないものを2つ選ぶという珍しい形式。選択肢と本文との照合に時間がかかったと思われる。
〔第2問〕は現代文の小説で、2012年度以降は近代小説からの出題が続いていたが、4年ぶりに現代作家による小説からの出題となった。問題文の分量は2014年度より500字程度少なくなったが、小説の全文を問題文とする出題は続いている。
内容的には随筆に近く、「石」や「傘」に暗示された登場人物の心情・人物像を読み取る力が求められていた。人物の言動以外からも登場人物の心理や状況の変化が把握できるようにしたい。
問1は語句の意味を問う問題。問2は逆説的な表現の意味をとらえる問題。問3から問5は心情の理由、変化を問う問題で、問題文全体の流れを押さえ、選択肢を本文の広い範囲と照合する必要があった。問6は表現に関する設問であったが、選択肢の誤答理由は明確であった。
項目 | 2013 | 2014 | 2015 | ||
---|---|---|---|---|---|
本試 | |||||
現代文 | |||||
ジャンル | 詩、短歌、俳句、川柳 | ||||
日記、紀行、随筆 | |||||
小説、戯曲 | ○ | ○ | ○ | ||
随想、論説、評論(自然) | |||||
随想、論説、評論(社会) | ○ | ||||
随想、論説、評論(人文) | ○ | ○ | |||
随想、論説、評論(芸術) | |||||
設問 | 読み、書き取り、熟語完成 | ○ | ○ | ○ | |
語意、故事成語、諺、季語 | ○ | ○ | ○ | ||
適語・適句の補充 | |||||
指示語、接続語 | |||||
照応語句、比喩、心理描写 | ○ | ||||
解釈、説明、内容探求 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
段落の区分、整序、段落関係 | ○ | ○ | |||
大意、要旨、趣旨判別、人物像 | ○ | ||||
文学、文学史 | |||||
表現の特徴 | ○ | ○ | ○ |
〔第3問〕の古文は、センター試験では比較的多い中世の擬古物語からの出題で、2014年度の『源氏物語』よりは平易な文章からの出題であった。
登場人物の状況がリード文で詳しく説明されているため、人物関係を整理でき、心情の把握や、会話中心の場面での主語もつかみやすかった。また、知識があれば正解できる問題もあり、重要古語・文法・敬語の着実な学習が不可欠である。
問1は語句の解釈を問う問題。問2では敬語の種類と敬意の方向を問う問題が久しぶりに出題された。問3は登場人物の心情把握、問4は和歌を含む手紙文を解釈する問題で、配点が9点と全問中で最も高い。問5は登場人物の心情把握、問6は問題文全体に関する内容把握の問題であった。
項目 | 2013 | 2014 | 2015 | ||
---|---|---|---|---|---|
本試 | |||||
古文 | |||||
ジャンル | 和歌、俳句 | ○ | ○ | ||
戯曲 | |||||
日記、紀行、随筆 | |||||
物語、小説、説話 | ○ | ○ | ○ | ||
歌論、俳論、能楽論 | |||||
設問 | 読み、有職故実、故事、諺 | ||||
語意、適語・適句の補充 | ○ | ○ | ○ | ||
指示語、接続語、動作主 | |||||
解釈、説明、内容探求 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
大意、要旨、趣旨判別、人物像 | ○ | ○ | ○ | ||
文法、文学史 | ○ | ○ | ○ | ||
表現の特徴 | ○ |
〔第4問〕の漢文は、3年連続して随筆からの出題。問題文の文字数は昨年より20字ほど増加したが、親子の関係について体験と逸話から具体的に述べた文章で、抽象度が高かった2014年度の文章より読み取りやすかった。
句法や重要語などの基礎知識が必要な問題が多かった。体験と逸話を関連づけて、文章全体の構成を踏まえて読み取ることが求められていたといえる。
問1は文字の意味を問う問題。問2は再読文字「将」・重要語「自」と同じ読みのものを選ぶ問題。問3は文末の文字の読みと意味を判断するという目新しい問題だった。
問4は理由説明、問5は白文を解釈する問題。問6は書き下し問題。重要語「与」、累加形の理解がポイント。問7は筆者の考えをとらえる問題。
項目 | 2013 | 2014 | 2015 | ||
---|---|---|---|---|---|
本試 | |||||
漢文 | |||||
ジャンル | 漢詩、詩話 | ||||
経書、諸子 | |||||
史伝 | |||||
文章、小説、随筆 | ○ | ○ | ○ | ||
設問 | 読み、訓点、書き下し | ○ | ○ | ○ | |
句法、詩型、語意 | ○ | ○ | ○ | ||
指示語、動作主 | |||||
適語・適句の補充 | ○ | ||||
解釈、説明、内容探求 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
大意、要旨、趣旨判別 | ○ | ○ | ○ | ||
文学史 | |||||
表現の特徴 |
〔第1問〕〈問5:要旨把握問題〉[評論]
傍線部は設定されておらず、問題文全体から「啓蒙」についての筆者の見解をとらえる問題。
問題文は一見、話題がどんどん拡散しているように感じられるが、筆者の視点はネット社会における情報リテラシーの低下という点で一貫している。その点を押さえられれば正解選択肢を選ぶことができるが、全体内容合致問題のように本文と選択肢を細かく照合する解き方をしたことで迷ってしまった受験生も多いと思われる。
問2を解く際に考えた内容が下敷きになっている面もあり、全体を概観して論の中心を確実につかむ力が求められた問題であった。
〔第3問〕〈問4:内容把握問題〉[古文]
和歌の解釈と手紙文の部分の内容理解を問う問題。選択肢が3行と長いうえに、「男君」の手紙文の解釈が難しく、その部分の選択肢の表現が違いを判断しづらいので、正解選択肢を絞るのに時間がかかったことだろう。「女君」の和歌の解釈と合わせて選択肢吟味を行う必要があった。
和歌の詠み手の心情を感覚的に推測するのではなく、和歌と選択肢を丁寧に対応させ、誤答選択肢を着実に見分けて正解に至る力が求められていた。
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