大問番 | 出題内容 | 配点 |
---|---|---|
1 | 発音 アクセント | 14 |
2 | 文法語い語法 語句整序 応答文完成 | 44 |
3 | 会話文完成 不要文指摘 発言要約 | 41 |
4 | データ読み取り(図表・広告) | 35 |
5 | 陳列読解(メール)約620語 | 30 |
6 | 長文読解(説明・評論文)約630語 | 36 |
Total | 200 |
Benesseお茶の水ゼミナール講師陣による
センター試験「差がつく問題」攻略ポイント解説
首都圏で展開しているベネッセグループ大学受験予備校「Benesseお茶の水ゼミナール」講師陣が平成27年度のセンター試験を分析し、「高得点を取るために差がつく問題」をピックアップ。
難関国公立大・難関私大に強い講師陣による約15分の講義で、試験本番で高得点を取るためのポイントが掴めます。
英語筆記
〔第1問〕は2014年度と同様、A発音・Bアクセントの2つの設問形式で構成され、合計の配点14点と解答数7について変更はなかった。
Aの発音問題は、2014年度と同じく、母音の発音が2問、子音の発音が1問課された。よく問われるooの発音などが出題され、取り組みやすかった。
Bのアクセント問題は、2、3、4音節の単語が出題され、見出し語のない出題形式である点も2014年度から変更はなかった。発音・アクセント問題としては基本的なレベルの出題で、受験生にとってなじみの薄い単語は出されなかった。
〔第2問〕は、A〜Cの3つからなる。全体の解答数は19。2015年度は出題形式に変化があった。
Aは基本的な文法・語い・語法を問う適語句補充問題。2014年度と同様、最後の3問が、空所2箇所に入る語句の組み合わせを選ぶ問題だった。難度が高かったのは問7のagainst を選ばせる問題で、against が「…を背景にして」という意味で用いられるのを知らないと解けず、2015年度のセンター試験の中でも正答率が非常に低い問題の1つだった。単語の第一義以外の意味も覚え、文脈によりどの語義で用いられているかを判断する力を身につける必要がある。
Bは語句整序問題で、2014年度にはCで出題されていた。解答数は6。2014年度と同様、3問とも会話形式だった。Cの応答文完成は新傾向の問題で、2014年度の追試験で出されていた形式。会話の2人目の話者の発言の空所に入るべき、文脈に合う語句を選ぶ問題が出された。問3は正答率が非常に低く、文法・語法の知識と文脈把握力が必要な問題だった。
〔第3問〕は、2014年度と配点は変わらず41点。解答数も8で変化はなかった。
Aは、これまで出題されていた語句類推の代わりに、2014年度の第2問Bで課されていた会話文完成が出題された。解答数は2。2人の話者の会話中の空所に適する文を選ぶ問題で、正答率も高く、取り組みやすい問題だった。
Bは2014年度と同様、まとまりをよくするために取り除いたほうがよい1文を選ぶ問題だった。3問とも英文が2014年度より若干難しく、特に問3がやや難度が高かった。stationが「放送局」を意味するとわかったうえで、「放送局は異なっても、朝晩の番組構成は変わらない」という内容が前後の文脈に合わないことを見抜けたかどうかがポイント。
Cも2014年度で課されていたディスカッションの発言を要約する問題で、解答数は3。日本のある大学で行われた「迷信」に関する公開講座におけるやり取りの場面であった。それぞれの意見の要旨を正確に把握する力が求められた。
〔第4問〕の出題形式は2014年度と同様で、配点35点、解答数7であることも変わらない。A・Bの2つの設問形式の構成にも変更はなかった。
Aは図表の読みとりを含む問題で、「若者のSNS 利用に伴う危険性」について英文とグラフが出題された。解答数は4。問4は、英文の後に続くと考えられるトピックを選ぶ問題で、2014年度は難度が高かったが、2015年度は、紛らわしい選択肢がなく、正答が選びやすかったこともあり、正答率が高かった。
Bは「キャンプ場の利用案内」の情報を読みとり、設問に答える問題。解答数は3。ウェブサイト内の情報量が多く、必要な情報を取捨選択して時間内に読みとる力が求められたが、2015年度の設問はいずれも正答率が高く、取り組みやすい問題だった。
〔第5問〕は、約620語で2014年度並み。「外国人の父親が日本の学校に通う娘の担任に宛てたメールと担任からの返信」について、内容把握問題などが出された。配点30点、解答数5に変化はなかったが、2014年度まで出題されていたイラストを選ぶ問題がなくなり、問2で、慣用表現の意味を前後の文脈から推測する問題が新たに出された。
米国から転入した娘が学校で孤立しているのではないかと心配して担任に相談する父親に対して、担任がアドバイスするという内容だった。英文は読みやすく、紛らわしい選択肢もなかったため、設問はいずれも正答率が高かった。
〔第6問〕は、約630語で2014年度並み。「シチズン・サイエンス(市民科学)」に関する英文で、解答数は9。2014年度と同様、A・Bのパートに分かれた形式で、Aでは内容把握問題、Bでは表を完成させる形式で、段落の内容を選ぶ問題が出された。いずれも段落ごとの要旨を的確に把握しながら読み解く力が求められた。
また、2014年度までは、表には段落番号と段落の要旨しかなかったが、2015年度は、段落の内容に、要旨とともに「導入(introduction)」、「結論(conclusion)」など、段落の役割を表す語が置かれており、英語の説明・評論文によく見られる論の展開を意識させる問題だった。
項目 | 2013 | 2014 | 2015 | |
---|---|---|---|---|
本試 | ||||
音声 | 発音 | ○ | ○ | ○ |
アクセント | ○ | ○ | ○ | |
文法・語法 | 語い | ○ | ○ | ○ |
イディオム | ○ | ○ | ○ | |
文法・語法 | ○ | ○ | ○ | |
会話文完成 | ○ | ○ | ○ | |
応答文完成 | ○ | |||
語句整序 | ○ | ○ | ○ |
項目 | 2013 | 2014 | 2015 | |
---|---|---|---|---|
本試 | ||||
読解 | 語句類推 | ○ | ○ | |
文補充 | ○ | |||
不要文指摘 | ○ | ○ | ||
発言要約 | ○ | ○ | ○ | |
データ読み取り(図表・広告) | ◎ | ◎ | ◎ | |
陳述読解 | ◎ | ◎ | ◎ | |
長文読解 | ◎ | ◎ | ◎ |
項目 | 2013 | 2014 | 2015 | |
---|---|---|---|---|
本試 | ||||
音声 | 発音 | ○ | ○ | ○ |
アクセント | ○ | ○ | ○ | |
文法・語法 | 語い | ○ | ○ | ○ |
イディオム | ○ | ○ | ○ | |
文法・語法 | ○ | ○ | ○ | |
会話文完成 | ○ | ○ | ○ | |
応答文完成 | ○ | |||
語句整序 | ○ | ○ | ○ | |
読解 | 語句類推 | ○ | ○ | |
文補充 | ○ | |||
不要文指摘 | ○ | ○ | ||
発言要約 | ○ | ○ | ○ | |
データ読み取り(図表・広告) | ◎ | ◎ | ◎ | |
陳述読解 | ◎ | ◎ | ◎ | |
長文読解 | ◎ | ◎ | ◎ |
〔第2問〕<C問3(26):対話文中の英文完成>
新傾向の問題で、文法や語法の知識に加え、文脈に合った英文を組み立てる力が問われた。
問3ではdream of -ing という語法の知識が必要だっただけでなく、ソフィーの提案に対してヒデキが否定的に答えているという場面と文脈に合う英文を組み立てられるかがポイントだった。
〔第3問〕<C(32〜34):発言要約>
Cは、ディスカッションの発言を要約する問題で、日本のある大学で行われた「迷信」に関する公開講座におけるやり取りであった。2014年度と比較すると、各発話者の発言量が増えたうえ、内容の読みとりがやや難しかった。「迷信とは何か、人はなぜ迷信を信じるのか」という、抽象的なテーマに関して議論が深まっていくという展開を把握できたかどうかで差がついた。
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