【古語】意味がわかりません
意味がわかりません
高校に入ったらわからない古語が多すぎて、困っています。どんな古語を覚えればいいのでしょうか?
進研ゼミからの回答!
こんにちは。
早速、いただいた質問についてお答えしていきましょう。
【質問の確認】
高校に入ったらわからない古語が多すぎて、困っています。
どんな古語を覚えればいいのでしょうか?
【解説】
古典作品に出ている言葉を全部覚えないといけないと思っていませんか。
中学から古文を学んでいて感じていると思いますが、古文と現在の日本語との共通点は多く、現在でも使っている言葉はたくさんあります。
中学までの教科書を思い出してみましょう。意味がわかりにくい箇所に、現代語訳や解説が入っていたのではないでしょうか。高校では、そういう古文を読み取るためのヒントが書いてあった部分を覚えていけばいいのです。
次の文章を現代語訳して、本当に覚えなくてはいけない部分を確認してみましょう。
まず、現在の感覚で文章を読んでみましょう。
そうすると、“竹の中が光っていて、そばに寄ってみると、三寸ぐらいの人がいた”という状況はわかるでしょう。
状況はつかめているのですから、間違えやすいポイント、わからなくなるポイントを見てみましょう。
ポイントは、「あやしがる」と「うつくし」、「ゐる」、「いと」だけです。
「あやしがる」「うつくし」「ゐる」の3つの語が間違えやすいポイントです。この3つの語は、現在でも使われていますが、古文の中では、意味が変わってきます。
それぞれ、「あやしがる」が「不思議だと思う」、「うつくし」が「かわいい」の意味で、「ゐる」は単に存在している意味だけではなく、「座っている」という意味になります。
このように、現代語とは異なる意味で用いられる語を「古今異義語」と言います。そして、「いと」は、 昔使われていたが、今では使われなくなった語で、「大変」の意です。こういった語を「古文特有語」と言います。
この例でも見たように、「古今異義語」「古文特有語」は間違えやすくて、わかりにくいから、テストでもねらわれやすい語になります。
【アドバイス】
受験までに覚えておきたい「古今異義語」「古文特有語」は約200語です。このくらい覚えておけば、あとは前後のつながりから意味がだいたいつかめます。
英単語に比べれば、本当にその少なさを感じるのではないでしょうか。高1の教科書に出てくる古語は特に基礎となるので、今から授業に出たものを覚えていきましょう。
これからも、『進研ゼミ高校講座』を使って、国語の力を伸ばしていってくださいね。
【その他にも苦手なところはありませんか?】
わからないところをウヤムヤにせず、その場で徹底的につぶすことが苦手を作らないコツ。
「進研ゼミ」には、苦手をつくらない工夫があります。