2025共通テスト(1/18・19実施)分析速報
全体概況
大問数は昨年の地理Bの5から6に増加し、解答数は30個と昨年の地理Bから変更はありませんでした。第1問と第2問は『地理総合』との共通問題です。
すべての設問において地図、統計表、写真など、多様な資料が扱われました。
「食料の生産や消費」「愛知県東三河地域の地域調査」「世界の自然環境と自然災害」「エネルギーと産業」「産業構造の変化に伴う都市の変容についての探究」「インド洋周辺の地誌」からの出題構成です。地誌の大問は昨年の地理Bと同様に1大問でありました。
昨年の地理B並でした。
昨年の地理Bより難化しました。
大問別分析
『地理総合』の第1問と共通問題で、世界の各地域の食料の生産や消費について、自然環境などと関連させて出題されました。基礎的な知識をもとに資料を読み解く問題が中心で、問1では図に示された食や健康に関する指標を考える問題が出されました。指標が高位となっている日本や中東、北アフリカの共通点を考えることがポイントでした。問4では食料問題について、各地域の農業や食品流通のあり方に関する知識が求められました。
『地理総合』の第2問と共通問題で、高校生が豊橋市の中心部の市街地拡大について立てた仮説をもとに展開されました。問2は製造業の立地特性に関する問題で、工業立地の基本的な考え方を踏まえ、資料を丁寧に読めば解答できる内容でした。問4では人の移動と地域性に関する問題で、各地点の地形的な特徴を踏まえた総合的な考察力が求められました。
初見の資料が散見され、既習の知識をどのように活かして考察できるかが求められました。なじみのない資料が複数扱われたため、資料をひもとくことに難しさを感じた受験生も多かったでしょう。問1では正規化植生指数の分布を判別する問題が出され、正規化植生指数は「植物による光合成の活発度を示す」ことから、植生の多少を想起することがポイントでした。問5では、いくつかの緯度帯における上昇気温別の面積割合を判別する問題が出され、気温の上昇幅と北半球と南半球の海陸割合の差異を結びつけて考えることが要求されました。
判断のカギとなるポイントが明確な問題が多く、資料を丁寧に読み取ることができれば、比較的取り組みやすい大問でした。問2ではウェーバーの工業立地論から醤油製造、石油精製、ワイン製造の立地特性を考える問題が出され、原料指数の視点から考える必要がありました。問5では新しい形態のサプライチェーンが題材となり、ファブレス企業に関する知識と国際分業に関する視点を用いた考察が求められました。
単に統計上の数値のみでなく、取り上げられた地域における時代ごとの産業構造をイメージし、近年の変容を多角的にとらえ、考察する力が求められました。問1では三大都市圏と地方圏における工業用地の面積の推移とその背景について考える問題が出されました。問2では日本の首都圏に位置する二つの市区に関して、人口と土地利用のそれぞれの変化から市区を判別する問題が出されました。
インド洋周辺について、自然環境、国家間の輸出額と移民数、歴史的なつながりを背景とした宗教や社会・経済などの観点から出題されました。なじみのない国が多く、広い範囲が題材となったため、戸惑った受験生も多かったでしょう。問1ではサイクロンの上陸頻度を判断する問題が出され、問3では国家間の結びつきとして輸出額と移民数が扱われ、アラブ首長国連邦、インドネシア、シンガポールを判別することが求められました。
英語リーディング 英語リスニング 数学Ⅰ 数学Ⅰ・数学A 数学Ⅱ・数学B・数学C 国語 物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 物理 化学 生物 地学 地理総合、地理探究 歴史総合、世界史探究 歴史総合、日本史探究 公共、倫理 公共、政治・経済 情報Ⅰ
※進研ゼミ『高校講座』について。矢野経済研究所「2014年版 教育産業白書」をもとに事業者を選定し、自社による第三者機関でのインターネット調査で高校生3,000人を対象に行った2015年4月時点で利用している学習法についての調査結果より。
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対応機種 |
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iPad(第4世代)、iPad Air、iPad Air 2、iPad mini 2、iPad mini 3、iPad mini 4 |
通信環境 |
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常時接続可能なブロードバンド(光ファイバなど)環境と、無線LAN(Wi-Fi)環境をご用意ください(10Mbps以上を推奨)。 |
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2019年12月17日に2021年度「大学入学共通テスト」にて予定されていた国語・数学の記述式問題の導入見送りの発表が文部科学省よりございました。現在「進研ゼミ高校講座」よりお届けしているご案内について、12月17日以前の入試情報でお届けしているものがございます。
今後お届けするご案内・教材については、最新の入試情報を踏まえてお届けできるように努めてまいりますので、ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
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