今回、答えてくれた人
テレビ番組制作会社勤務
明治大/商学部卒 おんぷ先輩
高校生の頃は「進研ゼミ高校講座」を活用し、その後明治大に進学。
卒業後は幼い頃からの夢をかなえ、現在は報道・番組制作の現場で活躍中。
絶対にテレビ番組をつくりたい!
夢を貫いた就活
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こんにちは。このお仕事をめざしたきっかけを教えてください!
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幼い頃から、とにかくテレビが大好きなテレビっ子でした。そして人と関わることも好きで、自分の足で出向いていろいろな人に出会い、話を聞きたいという思いがあったんです。
だから就活の時も、この業界をめざすことに迷いはありませんでした。 -
テレビ業界は人気のイメージですけど、「就職できなかったらどうしよう?」と思わなかったですか?
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親も反対せずに応援してくれていましたが、すぐに内定が出たわけではなかったので、なかなか決まらない中で「やっぱ人生思い通りいかないよな~」と思うことはありました。
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でも、気持ちは変わらなかったんですか?
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はい。私は「自分の大好きなテレビに関わる仕事に就きたい」という夢だけは絶対に譲れなくて。もちろん募集人数が少なく、倍率が高いことは理解していたので、アルバイトで交通費を稼ぎ、深夜バスで日本中を回りながら全国の会社を【70社以上】受けました。
他業種を受けた友だちが6月くらいに就活が終わる中、私は粘って9月末まで就活を続けていましたね。 -
すごい! どうしてそこまで強く自分の意志を貫くことができたんですか?
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高校生の時に、「自分のやりたいと思った意志を最後まで貫いた」経験があったからだと思います。
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どんな経験だったんですか?
詳しく知りたいです! -
入学した高校で、私は特進クラスだったんです。高1からとにかく大学受験を意識した雰囲気で、クラスメイトも「受験に向けた勉強が最優先」という感じで、部活に入る人が全然いなかった。
でも、私は受験のために勉強し続ける3年間は絶対嫌で。 -
ずっと勉強…
それはボクも嫌だ…! -
高校生の時にしかできないことって、たくさんあるじゃないですか。
部活をやらないと、絶対後悔するって思ったんです。
未経験のことに挑戦したくて、私は弓道部に入りました。 -
弓道部! かっこいいですね!
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でも、担任の先生からは「成績が下がったら続けさせない」と厳しく言われていました。運動部なので忙しかったのですが、部活を続けたいという思いが勉強のモチベーションにもなりました。
今思えば、高校生の時に部活と勉強を両立させて引退まで全力でやりきれたという経験が、就きたい仕事を妥協せずにめざし続ける自信につながったのだと思います。 -
すごいなあ! でもボクは、先輩みたいに自分の意思を貫けるだろうか…今は不安なことばっかりで…
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高校に入学すると中学と違う! と感じることばかりですよね。
私も、高校入学後はクラスメイトのレベルが高くて驚いたり、不安なことも多くありました。そこから社会人になった今思うのは、どんなこともその都度自分なりに前向きに捉えて、楽しむ気持ちを持つことが大事だということです。同じことをした時間でも、「楽しい!」と感じるのとそうでないのとでは、モチベーションや充実度は大きく変わってきます。
「毎日しんどいな」と感じる人は、少しでも意識することから始めてください。応援しています! -
楽しむ気持ちを持つこと、意識してみたいと思います! おんぷ先輩は、今どんな未来を描いていますか?
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就職する前は、とにかくテレビが好きで、いろいろな人に出会いたいという漠然とした目標でしたが、今は自分の仕事を通じて、取材で出会った人や自分が編集したVTRをテレビで見てくれた人に、少しでも「明日から明るくがんばろう!」と思ってほしいです。
私が好きなもの、やってみたいことでその人たちの心を動かし、何かプラスの意味で影響を与えられるようになりたいと思っています! -
今回は、素敵なお話をありがとうございました。ボクも勇気がわいてきました!