今回、答えてくれた人
化粧品メーカー勤務
北海道大/工学部卒 たけまる先輩
高校生の頃は「進研ゼミ高校講座」を活用し、その後北海道大に進学。卒業後は化粧品メーカーに就職し、現在は化粧品の研究開発の現場で活躍中。
自分のバックグラウンドを
生かして、「新たな価値」を
世の中に生み出したい!
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こんにちは。このお仕事をめざした理由を教えてください!
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化粧品は、ドラッグストアの店頭にも並んだりして、比較的気軽に手に取れるものですよね。生活に根づいた商品だからこそ、自分が世に送り出したもので多くの人を喜ばせられることは、強い貢献実感を得られると思ったんです。
また、研究開発職は大学で化学を専攻した自分のバックグラウンドも生かせると考えました。 -
大学では化学を専攻されていたんですね。なぜその学部にしようと思ったんですか?
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高校の担任が、化学の先生だったんです。とてもわかりやすく教えてくださったことで、授業を通してもっと学びたい、と興味が湧きました。あと、個人的に生物や物理がニガテで(笑)
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そうだったんですね。ボクも正直ニガテな科目があります…!
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自分は理系だったので、大学院まで含めて6年間学ぶことを考えた時、心から「やりたい」と思える学問を専攻したいと考えました。
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確かに6年間は長いですね…!
志望大は、どのように決めたんですか? -
高3の夏に、オープンキャンパスに行ったことがきっかけです。うちの大学にはノーベル化学賞を受賞した教授がいたこともあって、「この大学は化学分野に強いんだな」と感じました。
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ノーベル賞!すごいですね!
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大学選びにはいろいろな観点がありますが、この大学はこの学問に強い、といった情報は志望大決定の決め手になりました。
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学びたい学問から志望大を決めたんですね。参考になります! でもボクは今、将来の夢どころか、どんな進路を進むべきかもわからなくて…
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正直高校生の時の僕も、将来の仕事までは考えていませんでした。自分が化粧品の研究開発をするなんて、想像もしていなかった。当時は卓球部で平日は毎日、休日も練習があって週5~6は部活をしていたので、普通に忙しかったですね。
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では、忙しいなかで自分の進路をどうやって考えていたんですか?
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僕は、高校時代はとにかく「興味を広げる」ことを意識していました。
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どういうことですか?
詳しく知りたいです! -
高校生は、文理決定とか、何かと進路選択を迫られる機会が多くありますよね。僕自身、そういった機会をきっかけに自分の進路を考えるようになりました。この時、一つの分野しか知らないと比較して考えることもできないので「自分がこの先どうしたいか」を考える判断材料を得るために、分野を限定せず、自主的に幅広い分野の本を読むようにしていたんです。
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すごい!
進路を考えるために自主的に
動いていたんですね ! -
今思うと、高校生の時に本を通して幅広い世界に触れて興味を広げておいたことで、納得して自分の進みたい道を決定することができたのではないかと思います。僕は部活がない休日に読んでいましたが、時間の余裕があるときに将来のことを考える機会を少しでも持つのはオススメですよ!
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本なら、外出しなくてもいろいろな世界を知ることができるので今の時期にピッタリですね ! ボクも参考にしてみたいと思います。たけまる先輩は、今どんな未来を描いていますか?
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今の仕事は、企画部門が企画した化粧品を具現化するべく研究し、商品を世の中に送り出していく仕事ですが、今後は化粧品に限らず、社内でも全く新たな事業だったり、新たなビジネスを立ち上げることにも興味があります。研究開発という自分のバックグラウンドを生かし、世の中にもっともっと新たな価値を生み出していきたいです!
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今回は、素敵なお話をありがとうございました。
ボクも自分の興味を広げるところから始めてみます!