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2015年度出題傾向分析

2015年度出題傾向分析 数学Ⅰ・A

数学Ⅰ・A

新課程への移行に伴い、試験構成に変化
試験時間は60分、配点は100点満点。新課程への移行に伴って大問構成が変わり、従来の大問4題から6題に増えた。
〔第1問〕〜〔第3問〕の3題は必答、残り3題から2題を選択する。解答数は、〔第1問〕12、〔第2問〕14、〔第3問〕8、以下、選択問題は、〔第4問〕13、〔第5問〕 18、〔第6問〕13で、選択問題により計60 または65。設問数としては計30〜32の設問に解答する必要があった。

配点は、数学Ⅰが60点、数学Aが3大問から 2大問を選択する形で40点。出題分野は、新課程で加わった「データの分析」が〔第3問〕で出題された一方、近年、〔第1問〕〔1〕で出題されていた実数、1次不等式などからの大問としての出題はなかった。

2015年度の平均点は61.27点で、 2014年度の62.08点と、ほぼ同程度であった。
2015年度の出題
大問番号 出題内容 科目 配点  
1 2次関数 数学Ⅰ 20 必答
2 集合と命題
図形と計量
数学Ⅰ 25 必答
3 データの分析 数学Ⅰ 15 必答
4 場合の数と確率 数学A 20 ※2題選択
5 整数の性質 数学A 20
6 図形の性質 数学A 20
Total 100  
試験時間60分 平均点:61.27点
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Benesseお茶の水ゼミナール講師陣による
センター試験「差がつく問題」攻略ポイント解説

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数学Ⅰ・A

典型的な問題を素早く正確に処理する力が必要

〔第1問〕(必答)は、2次関数のグラフを平行移動させ、その関数の最大値・最小値について考える問題。
頂点の座標を求めたあとの設問がやや目新しいものの、全体としては、2次関数の典型的な問題を素早く正確に処理する力が問われたといえる。

集合と命題の基礎事項に対する理解と、図形を正確にとらえる力が必要

〔第2問〕(必答)の〔1〕は「集合と命題」からの出題で、命題の対偶や反例について考える問題である。

(1)は対偶の定義を理解しているかどうかが問われた。(2)は、与えられた命題の反例を挙げる問題で、論理的な思考力が問われた。

〔2〕は、「図形と計量」からの出題で、前半は、正弦定理や余弦定理を利用する基本的な問題。後半は、変化する図形において、とりうる値の範囲を求める問題。図形を正確にとらえる力が必要である。

データの分析の用語と公式を理解し、データの内容を読み取る力が必要

〔第3問〕(必答)は「データの分析」からの出題で、ハンドボール投げの飛距離のデータに関する問題である。

計算が必要な設問は〔2〕の相関係数のみで、〔1〕の(1)はヒストグラムの読み取り、(2)はヒストグラムと箱ひげ図の関係、 (3)はデータの変更による箱ひげ図の変化について問う問題であった。
つまり、主に「データの分析」に関する用語と公式を正しく理解しているかどうか、さらに、データを正確に読み取る力が問われたといえる。

設定された状況を正確に把握する力が必要

〔第4問〕(選択)は「場合の数と確率」からの出題。1列に並べた5枚の正方形の板を、隣り合う正方形どうしが異なる色となるように、2色か3色で塗り分けるときの、場合の数を求める問題であった。

(1)〜(5)は、積の法則などを用いる基本的な問題、(6)は余事象の考え方を利用し、(5)までの結果を用いて解く、やや複雑な問題であった。
色の塗り方のルールは単純だが、与えられた条件に従って場合の数を計算しようとすると、意外に考えにくい。設定された状況を正確に把握する力が必要であった。

整数の基礎事項を理解し、
素早く計算する力が必要

〔第5問〕(選択)は「整数の性質」からの出題。与えられた整数の素因数分解、約数の個数、平方数など、いずれも典型的な問題であり、整数の基礎事項を理解しているかどうかが問われた。

(3)の1次不定方程式においては、係数が大きく、計算が煩雑であった。素早く計算する力が求められた。

正確に図をかき、
図形の知識を使いこなす力が必要

〔第6問〕(選択)は「図形の性質」からの出題で、三角形と、その外接円に関する問題。方べきの定理、三角形の重心、メネラウスの定理、三角形の相似など盛りだくさんで、図形に関するさまざまな知識を使いこなすことができるかどうかが問われた。

なお、問題文に従って、三角形の外接円を正確にかいて把握するため、的確な図をかく力が必要であった。

センター試験出題分野一覧
項目 2013 2014 2015
本試
数学Ⅰ
数と式 式の計算
実数
1次方程式
論理と集合 命題と条件  
逆・裏・対偶、背理法  
2次関数 2次関数の最大・最小
グラフの平行移動
2次方程式
2次不等式
図形と計量 三角比の計算
正弦定理・余弦定理
三角形の面積  
データの分析 資料の代表値    
箱ひげ図    
分散・標準偏差    
相関係数    
※数学Ⅰにのみ出題された内容も含まれます。
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項目 2013 2014 2015
本試
数学A
場合の数と確率 集合の要素の個数  
樹形図、和の法則、 積の法則
順列
組合せ  
確率の基本性質  
余事象と確率    
独立な試行の確率  
反復試行の確率  
整数の性質 約数と倍数    
一次不定方程式    
図形の性質 三角形の角の二等分線と比    
三角形の外心・内心・ 重心  
円周角
方べきの定理    
チェバの定理、メネラウスの定理  
 
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この問題で差がついた!

★数学Ⅰ・A:第2問〔2〕<図形と計量>
第2問〔2〕の後半は、外接円の半径がとりうる値の範囲を求める問題であった。
正弦定理を利用すればよいことに気づくことができたかどうかで、差がついたようである。頂点が動く三角形について、三角比を用いて線分の長さの範囲を求めるという発想は目新しく、なかなか気づきにくい。公式に対する十分な理解と応用力が求められたといえる。

このような問題を解くには、公式と図形との関係を十分に理解しておく必要がある。公式は、丸暗記するのではなく、図形のどの部分が、公式のどの部分に対応しているのかを意識しながら、演習問題に取り組むことが大切である。

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