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UPDATE 2018.06.08

「好きなものはポケモン」
そんな高校生が数年後社会起業家になった理由は…?

「社会起業家」とは社会課題を解決するために会社やNPO、NGOを立ち上げた人のことです。今回は教育や地域の支援に取り組む社会起業家の竹田さんに話を聞きました。

竹田さんプロフィール

—まず竹田さんが代表をされているウィルドアについて教えてください。

竹田さん(以下:竹田):ウィルドアは、一人ひとりが、自分も社会も犠牲にすることなく生きられる未来を目指して、学校の授業企画やキャリア教育などを行っている団体です。誰もが、心の中の「こうなりたい!」という想いに向けて1歩踏み出せる場づくりを学校内外に広げています。

教室の様子

—教育ということで高校生ともかかわりの深い活動を行っている竹田さんですが、自身はどういった学生だったのですか?

竹田:今でこそ起業していろんな人とコミュニケーションをとることも多いですが、実はコミュニケーションが苦手で、お昼に一緒にご飯を食べる友達を見つけられないような高校生でした。好きなことといえば子どものときから現在も大好きな『ポケモン』で、ポケモンが好きな友達と語るのが毎日の楽しみでしたね。

ゲームをする高校生

—そこから何がきっかけで変わっていったのですか?

竹田:高校入学と同時に生徒会に入ったのですが、そこで顧問の先生に熱心に誘われて、「神奈川ハイスクール議会」※という3日間のディスカッションイベントに参加したんです。内心ポケモンしたいし、面倒くさい…と思いつつ参加したこのイベントが、転機の始まりでした。

  • ※公益社団法人日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会が主催するイベント

イベントの実際の写真

竹田:そのイベントは、高校生が神奈川の課題を議論し、最後に県知事に提言するというイベントでした。学校のレベル的にも自分よりも低い偏差値の学校が多かったため、「どうせ自分よりも偏差値が低い人たちと話しても面白くないだろう」と、最初はあまり期待していませんでした。しかし、行ってみると性格もバックグラウンドも多様な高校生がチームになり議論する環境は、想像をはるかに超えて面白く、偏差値や高校のレベルで人を判断しようとしていた自分の視野の狭さに気づかされました。

イベントの実際の写真2

(当時は学校が生活の全てだったこともあり)クラスメイトの立ち位置がなんとなく決まっている教室の中で、活躍するポジションでなかった自分には、いい大学に行って活躍できるポジションに入ることが目標になっていました。しかし、少し学外に目を向けたら、偏差値や立ち位置などに関係なく、誰もが個性を生かして活躍できる場が広がっていることに気づいたんです。その日をきっかけに行動を見直すようになり、今では参加を勧めてくれた先生に感謝しています。

—今の活動に至るまでのストーリー

竹田さんの写真

竹田:その後、ボランティアをする中で地域の経済に関心を持ち、大学では商学部に進学しました。授業で様々な地域を訪れるうちに、「地域には人々が自分の価値に気づけるカギがある」と気づいたことが、実は今の仕事につながっています。

その気づきをもとに、模索しながら色々な活動に取り組んでいた大学4年生の時に、のちに共同設立者となる6つ年上の先輩と出会い、横須賀で新プロジェクトを立ち上げたのがウィルドアのはじまりです。

これからの時代の教育モデルを地域から創る

—今後の夢について教えてください。

竹田:誰もが社会に出る前に、一人ひとりが「自分の経験や興味関心を活かして誰かの役に立つ」という経験を積み、自分の長所や価値に気づける環境を創っていきたいと思っています。そのために「学校と社会の接続」に取り組んでいきたいです。まずは現在活動している横須賀から、これぞ「これからの時代の教育モデル」だ!という環境を創り、それを各地に広げていきたいですね。

地域の写真

—進路に悩む高校生へのメッセージ

竹田:自分の身の回りで問題が起きた時に、「私にもできることがあるかも」と思える感覚ってとても大切で、それがあってこそ人は行動に移せるのだと思うんです。

例えば学校で活躍できる人が決まっていると、自分はあんな人にはなれない…と思ってしまう瞬間もあるかと思います。

しかし、ポケモンがスキでもいいし、コミュニケーションが苦手でもいい。誰もが持っている「自分の武器」に気づき、それを使って誰かの役に立てる「居場所」を学校内外に作っていける。そんな環境づくりをしていくことが、誰かのために動ける人を増やすという意味でも非常に大切だと信じています。

語りかける竹田さん

こうしたことの価値が認められて、例えば「塾に行く」くらいのノリで何かに挑戦をする機会が得られるような社会を「10代の新しい当たり前」にすることが、今描いてる、僕のほしい未来であり、今後の実現したい夢です。

編集者:いかがでしたか? 竹田さんのお話から、「自分にはきっとできない」と何かをあきらめてしまったり、「変わりたいけど、変われるきっかけがない…」と思うことがあったとしても、自分の力を生かすことができれば活躍できるし、竹田さんのように起業家になるような人生もありうるということがわかります。自信を失いかけたときは、ぜひこの記事のことを思い出してくださいね。

▼竹田さんや「一般社団法人ウィルドア」についてもっと知りたい方はこちら!

「一般社団法人ウィルドア」

【今回の社会起業家】
■竹田 和広(たけだ かずひろ)

1992年生まれ。一般社団法人ウィルドア共同代表理事。慶應義塾大商学部卒。同大学院システムデザインマネジメント修士課程卒
高校時代に行った「現代の高校生が抱える問題はなにか?」という議論をきっかけに、「やりたいことがわからない」と悩む人の多さに問題意識を持ち、大学進学後も「どうすれば夢を見つけられるのか」を実践を通して模索。地域が「若者の成長の場」となることに注目し、地域資源を活かした若者の「生きる力」育成の仕組みづくりを目指し、様々な事業に挑戦中。

編集者:竹田さんが関わっている『高校生マイプロジェクト』では、高校生が地域や社会のためのプロジェクト活動を始める方法が紹介されています。気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください!

<この記事を書いた人>
進研ゼミ高校講座編集室 藤原 愛
3分ニュースライター。ボランティアや社会起業に取り組んでいる人を紹介するのが好き。

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