UPDATE 2019.06.05

傘の柄に、握ると光る目印をつけてみた

こんにちは、高校生活応援工作のコーナーです。月1ペースで、工作で高校生活を便利にしようとする(実際に便利になるかは不明)活動をやっています。

ところで、高校生活といえば傘ですよね。梅雨シーズンの昨今、毎日カッパで通す猛者もなかにはいるかもしれませんが、だいたいの人は傘を差すと思います。傘、空前の大ブームです。
今回はそんな傘を改造してみたいと思います。

マスキングテープを巻いた傘

間違われないように目印をつける

傘を他人に間違われないように、柄のところにマスキングテープを巻くという小技がありますよね。特にビニール傘は油断すると2秒で持っていかれるため、いかにマイ傘を主張していくかが超重要です。
上の写真は筆者のものですが、家に無地のマステしかなかったため、超地味。目印というより補修あとっぽくて、傘全体が一気にボロく見える結果になってしまいました。

せっかくなのでもうちょっと派手にしたくないですか? とはいえ市販のかわいいマステもありがちだし。そこで電子工作です。

握ると傘の柄についたLEDが光る

マスキングテープの代わりに銅はくテープ(薄い銅でできたテープ)を使い、テープ部分に手が触れるとLEDが光るようにしてみました。
超ハデ!!!!!!……かと思いきや、めっちゃ地味ですねこれ。LED見えます? 握った時、親指のちょっと下で光ってるの。光るといってもLED1個、微力だわー。

つくってみた結果

・派手!……かと思ったらやっぱり地味
・派手かはともかく、これだけ電子部品がついてたら誰も持っていかなさそう

目印的には結果オーライと言えるのではないでしょうか。大成功!(強引)

工作の解説

というわけで解説です。スイッチもないのになぜテープに触れると光るのでしょうか? これは、テープがタッチセンサーの役目をしているからです。

電子部品のついた傘の柄

静電容量タッチセンサーというのですが、スマホの画面に使われているのと同じ原理です。詳しい原理はここで説明するとものすごく長くなるので各自ググってください。これ実は簡単に自作できるんですよ。スマホの画面と同じものが。すごくないですか?

では製作編。今回はArduinoを使います。まずはこんな回路を。

回路

写真だとわかりにくいと思うので、配線図で描きます。

配線図

抵抗は手元に100kΩしかなかったのでたくさん並べていますが、500kとか1Mとかを1個でもいいです。
プログラムとしては、このピン2の出力電圧が、ピン3に届くまでの時間を計ります。触っていない時はすぐ到達します。しかしワニ口に人が触れると、電気がピン3に行かずに人の体にたまるため、ピン3への到達が遅れます。人の体はすぐいっぱいになっちゃうので、一瞬だけですけどね。これが静電容量式タッチセンサーの仕組みです。

例えばこういうプログラムを実行してみましょう。

プログラム

クリップに触れずにシリアルモニターを見ると、こんな感じです。

センサーの値

触れると、

センサーの値

ところどころ、大きい数字が出てきてますね。ではこれを利用して、LEDをつけてみます。

回路

配線図

プログラム

回路図、プログラム、ともに変更点には赤い色をつけました。
これを動かしてみると…

タッチセンサーのテスト

クリップに触るとLEDがつくようになりました。すごい!

回路のついた傘の柄

これを丸ごと傘につけました。さっきまではクリップをセンサーにしていましたが、銅はくテープは電気を通すので、センサーを延長できるんですね。
そして1つ注意点。傘につけるにあたって電源を乾電池に変えたのですが、そうすると測定値が変わって動かなくなりました。自分の場合は、プログラム側で13行目の interval > 10 を 5 に変更したら動きました。あるいは抵抗の値を変えるのでもいいかも。

というわけで、また次回!

<この記事を書いた人>
石川大樹

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傘の柄に、握ると光る目印をつけてみた こんにちは、高校生活応援工作のコーナーです。月1ペースで、工作で高校生活を便利にしようとする(実際に便利になるかは不明)活動をやっています。ところで、高校生活といえば傘ですよね。梅雨シーズンの昨今、毎日カッパで通す猛者もなかにはいるかもしれませんが、だいたいの人は傘を差すと思います。傘、空前の大ブームです。今回はそんな傘を改造してみたいと思います。 つける> しない しない /kou_news/ikinuki/img/0706/img_main01.jpg 1