UPDATE 2019.05.14

ソフトクリームに
かたむき警告機能をつけてみた

こんにちは、高校生活応援工作のコーナーです。月1ペースで、工作で高校生活を便利にしようとする(実際に便利になるかは不明)活動をやっています。

ところで、高校生活といえばソフトクリームですよね。今はまだ春の陽気という感じですが、これから夏になってくるとソフトクリームは買い食いしたいおやつナンバーワンに躍り出がちです。勉強に疲れた頭の糖分補給にも最適。

今回はそんなソフトクリームを改造してみたいと思います。

ソフトクリームの2大弱点

おいしくて冷たくて最高なソフトクリームですが、明らかな弱点が2つあることにお気づきですか。1つはわかりますよね。溶けること。夏に食べたい冷たいソフトクリーム、反面、夏ほどすぐ溶けてしまうという弱点があります。ただしこの弱点は解決困難なので無視します。

もう1つの弱点は、かたむけるとアイス部分だけ落ちることです。集中して食べている時はいいですが、友人とふざけながらよそ見をしていたりすると、ソフトクリームが傾いてボテッと落ちてしまうかもしれません。そんな悲劇を起こさないために、ソフトクリームのかたむき警告器をつくりました。

ソフトクリームを垂直に持っている間は何も起こりませんが、傾けると「ピロン、ピロン」と音が鳴って警告しているのがわかるでしょうか。これからの高校生の必需品といっても過言ではないこのアイテム、ぜひつくって無病息災ソフトクリーム無落下な3年間を送ろうぜ!

つくってみた結果

●傾くと警告してくれて便利!
●一応LEDで×マークも出ているけど外が明るすぎて全然見えませんでした…!

工作の解説

「ぜひつくって」などと書いた手前、つくり方を解説せずにはいられませんね。

かたむきを検知する際は、加速度センサを使います。
加速度センサは速度の変化とその方向がわかるセンサで、たとえばニンテンドースイッチでコントローラーを振り回すとゲームが反応したりするのは、このセンサのおかげです。
また地球上では重力が働いているため、静止状態であれば加速度センサは自分の傾きを調べることができます(重力加速度というらしいです)。今回はこの性質を使います。

…と細かい説明は置いておいて、実際使う部品はこれ。

これが加速度センサ…ではなくて、micro:bit というマイコンボードです。もともとはイギリスで教育用につくられたのですが、今は世界中で学校の授業などに取り入れられており、日本でも2000円ちょっとで購入することができます。加速度センサを内蔵しているので、今回はこれを使ってみましょう。

micro:bitの詳しい説明は公式サイトを見ていただきたいのですが、こんなふうにブロックふうの画面でプログラムを書くことができます。
こちらが今回のかたむき検知のプログラムです。

アップにするとこんな感じ。ロールとピッチというのがそれぞれ上下方向と左右方向のかたむきです。傾いていない状態がゼロ、傾くと方向によって正負どちらかに変化します。ここではかたむきの大きさだけを見たいので、絶対値を取っています。0に近ければ垂直ということ。この値が一定(ここでは20)より大きかったら、音を鳴らしたり、×を表示しています。

※ちなみにロールとピッチのブロックは、「入力」の後「さらに表示」を押すと出てきます。

これをUSBケーブル経由でmicro:bitに書き込み(この辺りの手順も公式サイトにて!)

さらに、電池とスピーカーをつないだ様子がこちらです。

みごと、かたむき検知ができました! micro:bitは端子が大きくつくられているので、こうしてクリップで配線することができます。さらに手軽さを求めて、セロハンテープで貼ってみたのがこちら。

さすがにこれだと接触が悪いですが…。

そしてこれをボール紙に貼りつけ、ソフトクリームホルダーもつくって一体化させたのが、先ほど見ていただいた動画です。

これな。
というわけで、また次回!

<この記事を書いた人>
石川大樹
電子工作ライター&「ヘボコン」マスター。

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かたむき警告機能をつけてみた
こんにちは、高校生活応援工作のコーナーです。月1ペースで、工作で高校生活を便利にしようとする(実際に便利になるかは不明)活動をやっています。ところで、高校生活といえばソフトクリームですよね。今はまだ春の陽気という感じですが、これから夏になってくるとソフトクリームは買い食いしたいおやつナンバーワンに躍り出がちです。 つける> しない しない /kou_news/ikinuki/img/0680/img_main01.png 1