大学を知るためには、大学・学生の色が出る「食堂」に行けばよいのは?そう思い、大阪市立大の大学生協さん全面協力のもと、一日大学食堂に居座ってみました。
前編をまだ見ていない人はこちらから
前編で紹介した北食堂。朝は人もまばらですが、お昼になると賑わってきました。その様子を見ていて気付いたんですが…。
いや、ボーダーの服着てる人多くね?
なるほど。まずわかったことは「大学に入って服に困ったらとりあえずボーダーを着とけ」ということですね。
ついでに食堂にいた人に取材をしまくって色々わかったことがあります。
●朝食に来た人の67%は理系=理系の朝は早い?
●恋人がいた人は全員塾でアルバイトしていた
●メガネ率は3%と低い(大学でコンタクトデビュー多い)
●下宿率も3%。
●最も通学距離の長い自宅生は兵庫県三田市在住(片道1.5時間)
●最も通学距離が短いのに下宿生をしている人は学校から自転車15分の所に実家
筆者がこの日たまたま大阪市立大で取材した人たちから出したデータですので、信ぴょう性は全くありません。本当かよ!という思いで優しく見てください。
食堂の店長さんがいたので話を聞いてみました。
「学生の食事単価は1人350円/1食と『安さ絶対主義』。安くても健康的なものが食べられるように尽力していますが、ゆくゆくは学生たちの『食費を削る』という習慣自体を変えてあげたい」
第二の父のように学生たちのことを考えている店長さんでした。
次にやってきたのはレストラン「めたせこいや」。食堂は安さだけじゃない!と言わんばかりの、オシャンな内装です。
人気商品「レモンライス」は、濃いめにあじつけられたチャーハンにレモンを絞って食べる40年愛されてきたメニューだそうです。大学を訪れた時はぜひ、こういうソウルフードから大学の特色を味わってもらうのもオススメです。
そんなオシャレ食堂で昼食を取るオシャレ大学生に、ファッションについて聞いてみました。
「大阪市立大は地味な服装でもOKな風土。オシャレ意識が高い大学はきっと金銭的にも精神的にも大変。そう考えるととても生きやすい環境です」
そう語る彼の月収は6万。その内2割でファッションをやりくりするそうです。オシャレな人が多い憧れの大学だけでなく、オシャレをしなくてもいい大学という目線で大学を選ぶのもよいかもしれませんね。
大学のありのままの姿を感じてもらえたでしょうか?
大学生活をイメージすることは、進路選択において大事です。大学の食堂の多くは誰でも入れるので、ぜひ時間があれば行ってみてください。