UPDATE 2018.07.17

夏にいろいろこじらせた人に贈りたい
「蘇軾」(蘇東坡)の名言!

ひと目会うだけで安心をくれる、それが蘇軾という男

古典の時間、朝の星占いの結果にまだゆさぶられているみなさんこんにちは。今月も、そんなあなたのラッキーアイテム古典の名言をご紹介です。
夏っていろいろありますよね? その心の疲れ、「蘇軾」にほぐしてもらいましょう。どんな逆境の中にあってもどっしり落ち着き、自信にあふれ、そのうえ周りをププッと笑わせるすっとぼけっぷり。余裕をぎゅっと集めたら、ほーら蘇軾になりました。そんな詩人です。たぶん。

●「雲煙過眼」〜雲や煙が過ぎ去っていくように、物事を長く心にとどめない〜

例えば失恋したとして、つらい気持ちでぱんぱんの心に水を一滴落としたら、たちまちあふれ出てびしょびしょに。じめっとした服着てるの、気持ち悪くないですか? じめっとした人に近寄りたい人もいませんね。いたとしたら湿気マニアか何かのサギです。
なくした恋を嘆いていても新しい恋は生まれないし、泣いても相手は帰ってこない。
それよりも、去る者は追わず、焼肉をおごってくれる人は気持ちよく受け入れ、明日の自分を楽しみに過ごそう。牛タンはサッとがおすすめ。

「1秒前は、もう過去さ!」
…人前でコケた時などに。

●「人は老いて花をかざし自らはじず」 〜人の目など気にせず、したいことをしよう〜

あれこれ悔やんでいる皆さん。いやいや落ち込むには早すぎる。
ある日、蘇軾はボタンの名所へお花見に行き、若者たちがボタンの花をかんざしのように挿しているのを見て、ノリでオレも!と、かなり残り少ない髪に花を挿してみました。恥ずかしがることなんかないじゃんと言いつつも、詩の続きには「オレは平気でも老人の頭に乗った花のほうが恥ずかしがっとるね」という照れ隠しも。きゅん。さらに、周りから注目を浴びていることすら楽しんでしまいます。
人に迷惑かけてるわけじゃなし、皆さんも人目を気にせず胸張って変な服着ましょう。

「人の目を気にするな、オレだけを見ろ!」
…引かれても気にするな。

●「人は秋を悲しと言うも、春は更に悲し」〜春が悲しいときもある〜

春が来たとか春よ来いとか言いますが、悲しい春を迎える人だっているのです。人に事情あり。
何をどう感じるかは人それぞれ。空が青いとは限らない。だから人と違っても反論されても、気にすることは何もない。それに、他人に対してもそこを配慮することができれば、クラスでも部活でも人間関係いい方向にいくはずです。自分が浮いてると思っても、自分の感覚大切に。
ま、大人になると、秋も春も夏も冬も悲しいことだらけですけどね。上司との食事で揚げたてのカラアゲに勝手にレモン絞られたりね。衣のサクサク感消えるんですよね。そんなことですか。

「みんな違って、みんないいらしいよ!」
…待て、それ聞いたことある。

最後に深い名言を、浅くご紹介。

●「大勇は怯なるが如し、大賢は愚なるが如し」〜真の勇気ある者は、むやみに人と闘わないので一見憶病者に見える、本当に賢い人間は知識をひけらかさないので一見愚か者に見える〜

敗北もまた美しい

悲運の連続でも楽観主義だった蘇軾。現実を受け止め、悪あがきせず、逆境の中にも楽しみを見いだす人生。まさに雲煙過眼。高貴で美しいですね。悲しみをたくさん知っているからこそ強くて優しかったのでしょう。そうなりたいですね。老いてから花を頭に乗せて笑わせたいですね。いやそれはいささか。

  • ※「蘇軾」とは! 1036−1101。中国宋時代の政治家、詩人、書家。号から「蘇東披」とも呼ばれる。政治批判で流刑になるも、有能ゆえに左遷されたり重用されたり波乱万丈。なのに明るく優しくユーモラス。すごい人がいたもんだ。

<この記事を書いた人>
風野由里子
高校生情報誌ライター。

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