古文の助動詞はそのまま表ごと覚えるように、と言われるけれど、あんな表覚えられへん!でもテストでも出題されるし、どうしたらいいの…?と悩んでいるあなた!
助動詞を語呂と整理で丸暗記する方法をご紹介します!
助動詞の接続
まずは助動詞の接続から、語呂で丸暗記していきましょう!ただし、語呂に意味を求めてはいけません(笑)あくまで勢いで乗り切ります。
未然形接続
尊敬の意味を持つ助動詞5つ+「ムズムズじんましんまー欲しい」
意味:「ムズムズするじんましんが欲しい!」
重ねて言います!語呂に意味を求めてはいけない!
上の画像に加えて、尊敬の意味を持つ、る/らる/す/さす/しむ、の5つの助動詞が未然形接続です。
連用形接続
意味:「月を蹴った。煙も足した」
「煙」は「けむ/り」ではなく「けむ」のみ!「り」は連用形接続でないことに注意です。
終止形接続
意味:「メリー達は本当に知るべきじゃない」
多分友達の思いやりです…
ごとし
意味:おじいさんが思うように体を動かせず苦労しているイメージ
なり
断定の「なり」は連体形・体言に接続します。「体体(たいたい)」と唱えて覚えます。伝聞・推定の「なり」と混同しない!
たり
断定の「たり」は体言接続です。断定の「なり」とほぼ同じなのでそのまま覚えます。完了・存続の「たり」と混同しないように!
り
意味はそのままですね。「り」はサ変動詞の未然形と四段動詞の已然形に接続します。
活用の種類
では次に助動詞の活用の種類を、同じ種類の助動詞ごとにまとめて覚えていきましょう!
特殊
これは活用が特殊なので、他とは分けて覚えます。
ちなみに「まし」の活用は「マジかませ!マジ?マジ!?マジか! (ましか・ませ/まし/まし/ましか)」と覚えていました。意味は分かりません!マジマジばっかり言っていますが「まし」の活用であることに注意!
無変化
これは変化のない覚えやすい優秀な助動詞たちです(笑)
「じらし(じ・らし)て変化なし(無変化)」で覚えます!すべて終止形から已然形までしかないことも覚えておきましょう。
ナ変
動詞のナ行変格活用と同じ活用です。「ぬ」もナ行なので覚えやすいですよね!
サ変
動詞のサ行変格活用と同じように活用します。「むず」は「むとす」が縮まった形で、「す」はサ行なので納得できますよね。こちらも終止形から始まります。
形容詞
終止形が「し」「じ」で終わる助動詞は形容詞と同じ活用です。ただし、特殊活用の「まし」と無変化の「じ」「らし」は除きます。
形容詞も「〜し」(例:うつくし・かなし・をかし)で終わるので共通の活用なんですね!
四段活用
終止形が「む」で終わり推量の意味を持つ助動詞は、動詞の四段活用と同じ活用です。
これも終止形から始まります。「むむめ」と唱えて覚えればOK!
ラ変・形容動詞
終止形が「り」で終わる助動詞はラ行変格活用型の活用(形容動詞型の活用も同じ)です。ただし、「なり」「たり」は連用形に、それぞれ「に」「と」という形があることに注意しましょう。
下二段活用
尊敬の意味を持つ「る/らる/す/さす/しむ」の5つの助動詞と「つ」は、動詞の下二段活用と同じです。
古文を読解する上で、助動詞はかなりカギになるポイントです!語呂でしっかり暗記して、テストや模試で得点を取れるようにしましょう!