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英語・筆記

第5問で物語の出題。全体を通して、概要把握を問う問題が増加した。難易は昨年並。

全体概況
大問数・
解答数
大問数6、解答数55個で、昨年から変更なし。
出題形式 第5問の素材文が、昨年まで出題されていた2者の視点から語られる陳述から、物語に変更になった。本試での物語の出題は2007年度以来である。第5・6問で昨年出題された語句類推の出題がなくなった。第6問Bの選択肢から段落構成を示す語がなくなった。
出題分野 発音・アクセントから、読解、視覚情報を含む英文理解までの幅広い領域が問われており、多岐にわたるジャンル・形式の出題であった。
問題量 昨年並(昨年:約2940語→今年:約2870語)。
難易 昨年並。
大問
大問 出題分野・大問名 配点 難易 備考(使用素材・テーマなど)
第1問 「発音・アクセント」 14点 ★★★★★標準  
第2問 「文法・語彙語法・語句整序・応答文完成」 44点 ★★★★やや難  
第3問 「会話・不要文指摘・発言要約」 41点 ★★★★やや難 C「異文化理解」
第4問 「データ読み取り(図表・広告)」 35点 ★★★★★標準 A「アメリカのオレンジの生産と輸入」B「美術館に関するウェブサイト」
第5問 「長文読解(物語)」 30点 ★★★★★標準 「料理人ジョンおじさんの半生」
第6問 「長文読解(論説)」 36点 ★★★★★標準 「昨今オペラが直面する問題」
英語・筆記の攻略ポイント
<全体総評>
論理的な英文を構築できるか、英文全体の論理展開を把握できるか、素材に応じた読み方ができるかなど、実践的な英語力を測る出題構成・問題内容であった。中でも今年は、第3問C、第4問A、第6問を中心に、意見の要約や主旨・目的の特定など概要把握の力を特に重視する傾向があった。第5問で出題された物語でも、人物関係や場面展開の把握など与えられた英文の大枠をつかむという点で、同様の力が求められるといえる。どのような形式で出題されても対応できるように、論理的に読む練習、聞く練習、書く練習、話す練習を重ね、幅広い英語力を身につけることが必要だ。
<第1問:発音・アクセント>
第1問では、頻出単語の発音・アクセントに絞って演習を行うのではなく、通常の授業や英語学習の中で、教科書や問題集の音読などを通して常に正確な発音で英文を読む習慣を身につけたい。今年は日本語と英語での発音の仕方が異なるカタカナ語の出題は減ったが、例年は頻出であるので、今後も注意が必要である。
<第2問:文法・語彙語法・語句整序・応答文完成>
第2問では、例年日常的な場面で使用する語彙・語法が出題される傾向がある。教科書の学習にとどまらず、広く英語に触れる機会を持ち、多様な語彙・イディオムの習得に努めたい。語彙学習の際には、英和辞典で複数の意味や例文を確認したり、英英辞典を使って、その語の持つイメージを思い浮かべたりしながら習得する習慣をつけるとよい。また、日常的な場面でよく使われるイディオムや語と語のつながりについても、文法の基本事項とともに定着を徹底したい。さらに、英文を書く際にも、書いた後に自分で文法的な間違いがないかなどを確認することも本問を解く力の養成になる。
<第3問:会話・不要文指摘・発言要約>
第3問Bでは、英文の主旨をつかみ、前後の文との関連性に注意しながら、不要な一文を選ぶ問題が出題された。英文を書く際にも、主旨に沿った論理的な英文を書くことが、本問を解く力の養成になるであろう。Cでは、発話者ごとの談話の要旨を把握しながら読むことが求められており、日ごろから内容をおおまかに理解しながら読む練習をしたい。さらに、前後の文脈から発話者の考えや立場を理解したうえで要旨をつかむことも心がけておきたい。
<第4問:データ読み取り>
第4問Aのデータ読み取り問題では、今年もグラフが2つ出題された。今後も多様な形式の図表が出題されると考えられるので、英文から数値に関する情報を読み取ったり、項目の傾向を把握したりする力を身につけておきたい。英文の主目的が問われたことを受け、新課程でも注目されているように、誰を対象として、何を目的とした話なのかを明確にしながら読むことも重要である。また、最終パラグラフに続く内容を選ばせる問題がここ3年出題されているので、日ごろから各パラグラフの要旨だけでなく、英文全体の構成や展開を把握するとよいだろう。Bの広告問題では、必要な情報を複数見つけて正答を導くスキャニング力の養成につながる演習が必要だ。
<第5問:長文読解(物語)>
第5問の読解問題(物語)では、複数登場する人物の関係性や場面の展開を正確につかめるように、素材に応じた読み方の練習をするとよい。今年は2007年度以来9年ぶりに本試で物語が出題されたが、昨年のように複数の英文に分散した情報から求められる内容を引き出す出題に戻る可能性もある。日ごろの学習では物語やエッセイ、スピーチ、メールなど様々なジャンル・形式の英文に触れ、話者の立場や意見、登場人物の関係性や心情に関する読み取りができるようにしたい。
<第6問:長文読解(論説)>
第6問の読解問題(論説)では、パラグラフの要旨として適切なものを選ばせる問題に対応できるように、英文を読む際には、パラグラフごとに要旨をまとめながら読み進めるとよいであろう。今年はパラグラフの構成は問われなかったが、英文全体における各パラグラフの位置づけは常に意識しておきたい。

日ごろから様々なジャンル・テーマ・形式の英文に触れ、必要に応じて時間を計って英文を読み、その内容をまとめる演習などを行うとよいだろう。また、今年も本文中の表現が設問の選択肢では別の表現に言い換えられている問題がみられた。正確な読解に加えて、英文の言い換えに対応する力も身につけ行うとよいだろう。

Benesseお茶の水ゼミナール講師陣による
センター試験「差がつく問題」攻略ポイント解説

首都圏で展開しているベネッセグループ大学受験予備校「Benesseお茶の水ゼミナール」講師陣が2016年度のセンター試験を分析し、「高得点を取るために差がつく問題」をピックアップ。
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英語筆記

リスニング

出題形式の変更により実践的な英語力の測定が一層重視される構成に。昨年より難化。

全体概況
大問数・
解答数
大問数4、解答数25個で、昨年から変更なし。
出題形式 第3問Bは表内に当てはまる数字や名称を選択する形式から、文字情報と音声情報を組み合わせて、それらに関する3つの質問に答える問題になった。第4問Aはそれぞれのモノローグに関する質問に答える単問形式から、長めの英文を聞いてそれに関する3つの質問に答える形式に変更となった。第4問Bでは会話の場面が与えられたうえで、3人の生徒による討論を聞いて、3つの質問に答える問題が新たに出題された。
出題分野 日常会話や討論文、文字情報と対話文の組合せ、イラスト問題や計算問題など、実践的な英語力が問われる、多岐にわたる形式の出題であった。
問題量 昨年並。
難易 昨年より難化。
大問
大問 出題分野・大問名 配点 難易 備考(使用素材・テーマなど)
第1問 「短会話・Q&A選択」 12点 ★★★★★標準  
第2問 「短会話・応答文選択」 14点 ★★★★★標準  
第3問 「会話/ちらしと対話文」 12点 ★★★★★標準 A問14「母親の誕生日に何をするかの会話」、問15「買ったシャツについての会話」、 問16「新曲の発売時期と手に入れる方法についての会話」
B「宅配ピザのちらしとその注文についての会話」
第4問 「モノローグ/討論」 12点 ★★★★★標準 A「土産にもらったロブスターに関する話」
B「学校の予算の使い方についての討論」
英語・リスニングの攻略ポイント
<全体総評>
今年は複数の大問において出題形式に変更があり、日常的な会話の場面だけではなく、複数人による討論の場面など、読まれる素材の種類や場面の幅が広がった。また、ちらしの文字情報と音声情報を組み合わせて解くなど、技能融合を意識した問題も出題された。日ごろの学習では、単に音声を聞くだけでなく、素材それぞれの場面に応じた聞き取りができるよう、様々な形式の問題に取り組んでおくことが必要である。

昨年と同様に、部分的な聞き取りで正答を導くのではなく、複数の情報をもとに判断したり、すべての内容から総合的に判断したりする、いわば聴解力と同時に思考力を要する傾向があった。今後の対策としては、過去問や模擬試験の問題を利用して類題演習を行うことはもちろん、常に「実践的な場でのリスニング」を想定し、英語で聞いて英語の質問に答える練習、英文の書き取り(ディクテーション)・音読などを、日々の学習の中にできるだけ多く取り込んでおくことが必要であろう。

実践的なセンター試験対策を行う時期には、解答に必要な語句を正確に聞き取るだけでなく、印刷されている質問文や選択肢に事前に目を通し、それらの意味を素早く把握したうえで、どんな状況や場面の英文かを予測しながら聞き取る練習にも力を入れておきたい。また、複数の情報が読まれたり、正答に関わる箇所の英文が選択肢で言い換えられたりすることが多いという傾向を熟知したうえで、メモの取り方なども含めた解答の仕方を練習する必要がある。

Benesseお茶の水ゼミナール講師陣による
センター試験「差がつく問題」攻略ポイント解説

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※進研ゼミ『高校講座』について。矢野経済研究所「2014年版 教育産業白書」をもとに事業者を選定し、自社による第三者機関でのインターネット調査で高校生3,000人を対象に行った2015年4月時点で利用している学習法についての調査結果より。

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